グラウトとは?モルタルとの違いや無収縮材の特徴・工法を解説

グラウトとは?モルタルとの違いや無収縮材の特徴・工法を解説について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

Q1:無収縮モルタルとグラウト材は同じものと考えてよいですか?
A1:実務上はほぼ同義として扱われるケースが多いですが、厳密には「無収縮モルタル」は材料の性質を表す名称であり、「グラウト」は隙間に流し込む目的・用途を含んだ呼称です。流通しているセメント系無収縮グラウト材の多くは、日本建築学会の「無収縮モルタル規格」に合致するよう設計されています。

Q2:コンクリートのひび割れ補修には、セメント系とエポキシ樹脂系のどちらを選ぶべきですか?
A2:ひび割れの幅と補修目的で判断します。幅が1mm以上あり、湿潤状態にある部位や広範囲の欠損にはセメント系微粒子グラウトが適しています。一方、幅0.2mm〜0.5mm程度の微細な構造クラックで、強度を復元して躯体を一体化させたい場合は、粘度が低く強靭な接着力を持つエポキシ樹脂系グラウトの低圧注入が標準的な選択肢です。

Q3:グラウト材は施工後、どれくらいの時間で固まりますか?
A3:製品や気温によって異なりますが、一般的に注入後2〜3時間で凝結が始まり、翌日(24時間後)には軽歩行が可能な初期強度に達します。ただし、耐震補強や柱脚固定などで設計基準強度(50〜60N/mm²以上)を完全に発現させるには、標準的な温度条件下(約20度)で7日〜28日間の養生期間を要します。急激な水分蒸発を防ぐ湿潤養生を最低3日間は継続することが不可欠です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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