爆買い失速?韓国を訪れる中国人客の新たな消費行動と激変する現場
爆買い失速?韓国を訪れる中国人客の新たな消費行動と激変する現場について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。
ソウル市内の大手免税店。かつては開店前から長蛇の列ができ、レジ前でダンボール箱を積み上げる光景が当たり前だった。しかし、現在の売り場は静けさに包まれている。ハイブランドの店舗前を歩く客の数はまばらで、店員の視線もどこか手持ち無沙汰だ。
こうした現象の背後には、長年このセクターを支えてきた免税店業界が抱える構造的変化がある。中国国内でのEC網の成熟や消費者マインドの成熟、さらには為替の変動により、韓国でブランド品をまとめ買いする価格的な優位性が急速に薄れたためだ。代行業者による大量調達ビジネスも衰退の一途をたどっている。高級品で利益を叩き出してきた既存のモデルは、根底から見直しを迫られている。