農機バインダー結束の仕組みとノッターの原理|一瞬で結ぶ構造を徹底解明

農機バインダー結束の仕組みとノッターの原理|一瞬で結ぶ構造を徹底解明を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

農機具のなかでも、バインダーの動作はひときわリズミカルで無駄がありません。稲の株元を刈刃(バリカン)で切断したあと、搬送ベルトが稲を垂直に保ったまま結束部へと送り込みます。この一連の流れを支えているのが、緻密に計算された稲刈機結束構造です。

結束部に送られた稲は、パッカーと呼ばれる集束アームによって少しずつ結束室へ押し込まれます。一定の太さ(規定の株束量)に達すると、受圧板(トリガーパドル)が設定以上の圧力によって押し戻され、ワンリボリューションクラッチ(一回転クラッチ)が接続されます。この瞬間、それまで待機していた結束アーム連動ギアが一気に駆動し、1サイクル(1回転)だけの電光石火の結束シークエンスが発動します。

この間、わずか約0.2秒から0.3秒。目視では追いきれないほどのスピードで、針が動き、結び目が作られ、刃が紐を切り、キッカーアームが完成した稲束を圃場へと弾き出します。動力を無駄なく分配する傘歯車(ベベルギア)とカム機構が完全同期しているからこそ、動力ロスやタイミングの狂いなく瞬時の結束が可能になっています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest