クロールのターンのコツ徹底解説!息苦しさ解消と壁の距離を掴む技術
クロールのターンのコツ徹底解説!息苦しさ解消と壁の距離を掴む技術の全体像を詳しく解説してご紹介します。
ネット上のレッスン動画や解説記事の中には、感覚的な表現が先行した誤解を招きやすいノウハウが散見されます。特に注意すべき2つの誤解を正します。
誤解1:「クイックターンは回るときに身体をうつ伏せに戻す」という嘘
「ターンした後はうつ伏せで泳ぐのだから、回っている最中に身体をひねらなければならない」と考えている方が非常に多くいます。しかし、水中で身体を丸めながら同時に軸をひねると、回転スピードは著しく低下し、身体の軸が大きく曲がります。
現代の競泳理論における正解は、「まっすぐ前転して、足裏が壁に着いた段階では完全な仰向け(背泳ぎの体勢)を保つ」ことです。壁を蹴り出して加速を得たあとのストリームラインの中で、自然に身体を半回転させてうつ伏せに戻るのが最も抵抗の少ない合理的な手順です。
誤解2:「息が苦しいならタッチターンは非効率」という誤認
「クイックターンができないと上級者に見えない」「タッチターンは遅い」というイメージを持たれがちですが、これはフィットネス目的やマスターズの長距離種目においては明確な誤りです。
タッチターン(オープンターン)は、壁に触れる0.5秒ほどの間に頭部を水上へ出して完全に空気を吸い込める利点があります。無理に苦しいクイックターンを行って泳ぎのリズムを乱し、25mごとに失速するくらいであれば、完成度の高いオープンターンを駆使したほうがトータルの巡航ペースを劇的に安定させることができます。