「食べたいものが浮かばない」の正体は決断疲れ?脳を救う処方箋
「食べたいものが浮かばない」の正体は決断疲れ?脳を救う処方箋とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
「何でもいい」と言いつつ、提示された案にはことごとく首を横に振ってしまう。この現象の裏にあるのが「決断疲れ」という心理状態だ。夕方から夜にかけて意思決定の精度が急降下するのは、脳のエネルギー源であるブドウ糖が消費され、前頭前野の機能が低下するためである。
栄養学の視点からも、この状態はきわめて理にかなっている。低血糖状態に陥った脳は、手軽に高カロリーを得られる糖質や脂質を求めがちになる一方で、複雑な思考をシャットアウトしようとする。つまり、「食べたいものが思い浮かばない」のは意欲の低下ではなく、過剰な選択の要求に対して脳が発動した防衛本能(安全装置)なのだ。気合いや根性で解決しようとしても、疲弊した脳は答えてくれない。