触らず落とす風呂の排水溝掃除術!ヘドロ悪臭を断つ放置洗浄と予防法
触らず落とす風呂の排水溝掃除術!ヘドロ悪臭を断つ放置洗浄と予防法の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
お風呂の排水口詰まり解消法として、ドラッグストアで最も手軽に入手できるのが「パイプユニッシュ」をはじめとする高粘度ジェルタイプのパイプクリーナーです。こうした薬剤の主成分は、タンパク質を強力に加水分解する水酸化ナトリウム(アルカリ度1.8〜2%前後)と、酸化分解を促す次亜塩素酸塩です。この2つの配合が、絡み合った毛髪を液状へと分解する決定的な役割を果たします。
しかし、取材現場の配管清掃専門家たちが口を揃えて指摘するのが、「一般ユーザーの約7割が重大な誤用をしている」という事実です。特に多い致命的なミスが、「長時間放置すればするほど綺麗になると思い込み、就寝前や出勤前に流して半日以上放置する」という行為です。
パイプユニッシュの正しい使い方は、「注いでから15分〜30分で必ず十分な水で一気に流す」ことです。薬剤によって一度ドロドロに溶け崩れた毛髪やヘドロは、時間を置きすぎると水分を失って配管の奥(トラップの曲がり角や横引き管)で冷え固まり、以前よりも強固な固形物となって配管を完全に塞いでしまいます。「1時間放置した結果、前よりも水が流れなくなった」というトラブルの9割以上は、この薬剤の乾燥固化が原因です。
さらに、流す際の作法にも科学的な鉄則があります。シャワーをチョロチョロと当てる程度では、粘度の高い薬剤と溶けかけのヘドロを押し流せません。洗面器やバケツにたっぷりと溜めた水(1〜2杯分、約5〜10リットル)を一気に流し込み、水圧と水流の勢いで管の奥へと押し流すのが鉄則です。なお、60℃以上の熱湯を流すと排水管(塩化ビニル管)の変形や有毒ガスの揮発を招く危険があるため、必ず水または40℃以下のぬるま湯を使用してください。