スタン・ハンセン伝説の入場曲『サンライズ』誕生秘話とイントロの正体
スタン・ハンセン伝説の入場曲『サンライズ』誕生秘話とイントロの正体を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
多くのファンが耳にした瞬間、条件反射的に身構えてしまう『サンライズ』の冒頭部分。実は、市販されているスペクトラムのオリジナル音源を再生しても、あの緊迫感あふれる「ジャジャジャジャーン……」という重厚な導入部は流れてきません。
あの象徴的なイントロの正体は、1980年公開のアメリカ西部劇映画『ロング・ライダーズ』(The Long Riders)のサウンドトラックです。音楽を担当した名スライドギタリスト、ライ・クーダー(Ry Cooder)が手掛けたメインテーマの冒頭部分を切り取り、スペクトラムの『サンライズ』へとクロスフェードさせる形で繋ぎ合わせた、日本テレビの音響効果スタッフによる渾身のオリジナル編集でした。
不穏な空気を漂わせるウエスタン調の弦楽器の響きから、突如として炸裂するけたたましいブラスサウンド。この静と動の劇的なコントラストが、暴れ牛のようにリングへ乱入してくるハンセンの圧倒的な狂暴性と見事にマッチし、プロレス会場に唯一無二の緊張感を生み出しました。