稽留流産手術の翌日に仕事復帰は可能?無理が禁物な理由と体調変化

稽留流産手術の翌日に仕事復帰は可能?無理が禁物な理由と体調変化の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

ネット上には時折、「私は手術翌日から普通にフルタイムで働けた」「翌日出社しても全く問題なかった」という書き込みが存在します。しかし、これを一般論として受け取るのは極めて危険な「生存者バイアス」です。

第一の誤解は、「手術が成功したから、もう安全である」という思い込みです。子宮内容除去術の直後は、麻酔薬や院内で投与された止血剤・子宮収縮剤が効いているため、一時的に痛みが抑えられているに過ぎません。薬効が切れる術後24〜48時間後にこそ、本格的な創傷の痛みと子宮の戻りに伴う後陣痛がピークを迎えます。

第二の盲点は、子宮復古不全のリスクです。子宮復古不全とは、胎児や胎盤を娩出・除去した後に子宮が正常な大きさに縮まらず、弛緩したままになってしまう病態を指します。手術翌日から通勤で歩き回ったり重い荷物を持ったりして腹圧をかけると、子宮の血管の収縮が妨げられ、子宮腔内に血液が停留して凝血塊(血の塊)を形成しやすくなります。最悪の場合、大量出血による出血性ショックや、残留組織に細菌が繁殖して子宮内膜炎・骨盤腹膜炎を併発し、将来の不妊原因にもつながる再手術(再掻爬)を余儀なくされます。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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