アカショウビンの生息地はここだ!幻の火の鳥に出会える厳選スポット完全版
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「火の鳥」と称されるアカショウビンは、どこにでも姿を現す野鳥ではありません。生息地として選択される場所には、過酷な自然淘汰を生き抜くための極めて厳格な環境条件が存在します。日本国内に飛来するアカショウビンは、主に本州・四国・九州・北海道へ渡る基亜種「アカショウビン(Halcyon coromanda major)」と、奄美大島以南の南西諸島に渡る亜種「リュウキュウアカショウビン(Halcyon coromanda bangsi)」の2系統に分かれます。
本土に飛来するアカショウビンが生息地として絶対視するのが、手つかずのブナ林や渓流、ミズナラなどの冷涼な落葉広葉樹林です。倒木や立ち枯れの木(腐木)が多く残る原生林は、彼らにとって欠かせない餌場であり、子育ての拠点となります。アカショウビンは自らの太いくちばしを使い、柔らかくなった腐木を掘削して樹洞を作り、営巣(巣穴)を行う特徴を持っています。キツツキ類の古巣を利用する場合もありますが、いずれにせよ人の手が入ったスギやヒノキの人工林では巣作りができません。
一方、沖縄県・八重山諸島(石垣島や西表島)に生息するリュウキュウアカショウビンは、マングローブ林や亜熱帯の照葉樹林を好みます。ここでは腐木だけでなく、樹上に作られたタカサゴシロアリの巣の塊に穴を掘って営巣するという独特の習性を持っています。どちらの亜種も、餌となるサワガニ、カエル、トカゲ、小魚、昆虫類が豊富に湧き出る清らかな水辺が隣接していることが生息の絶対条件です。