一級建築士と二級建築士の違いは?業務範囲・年収格差の真実を徹底解剖
一級建築士と二級建築士の違いは?業務範囲・年収格差の真実を徹底解剖について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。
建築士法第3条に基づき、一級建築士と二級建築士の業務範囲の違いは法律で厳密に区分されています。もっとも端的な違いは、一級建築士が「設計・工事監理できる建築物の規模・構造に上限がない」のに対し、二級建築士には設計できる建物の高さと延べ面積制限が細かく規定されている点です。
二級建築士が手掛けられるのは、主として一般的な戸建て住宅や小規模な店舗・共同住宅に限られます。鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造(S造)といった非木造建築物の場合、延べ面積が300㎡を超えたり、階数が3以上になったりした時点で、二級建築士は単独で設計・工事監理を行うことができません。また、木造建築物であっても延べ面積1,000㎡を超える大規模建築や、高さ13m・軒高9mを超える構造物は、一級建築士の独占業務となります。
さらに混同されやすい資格として「木造建築士」や「構造設計一級建築士」が存在します。木造建築士 一級 二級 比較を行うと、木造建築士は木造かつ延べ面積300㎡以下(2階建てまで)に限定された地域の大工棟梁向け資格としての色彩が強く、二級建築士は木造の枠を超えて小規模RC・S造まで扱える汎用性を備えています。一方で、超高層ビルや一定規模以上の大型建築では、構造設計一級建築士との違いが顕在化します。大規模建築の構造安全性審査が高度化した現代では、一級建築士を取得した上で5年以上の実務を経てようやく受験できる構造設計一級建築士の関与が義務付けられており、資格制度は多層的な構造を形成しています。