思春期ニキビが悪化する本当の理由!皮膚科医が教える正しいケア完全版

思春期ニキビが悪化する本当の理由!皮膚科医が教える正しいケア完全版にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

朝起きて鏡を見た瞬間、昨日まではなかったはずの赤い突起が額や眉間にいくつも並んでいる――多くの10代が直面するこの急激な変化には、成長期特有の身体変化がダイレクトに関わっています。思春期ニキビの根本的な引き金は、第2次性徴期に伴うホルモンバランスの激変です。身体を急成長させる過程で「アンドロゲン(男性ホルモン)」の分泌が活発化すると、皮脂腺がダイレクトに刺激され、皮脂の分泌量が子どもの頃の数倍へと跳ね上がります。

毛穴の出口に対して過剰に分泌された皮脂が追いつかずに詰まり、そこへ皮膚の常在菌であるアクネ菌(Cutibacterium acnes)が皮脂をエサにして過剰増殖することで、毛穴内部で激しい炎症反応が発生します。これが白ニキビから赤ニキビへと悪化する生理学的メカニズムです。

一方、20代以降に頻発する「大人ニキビ」は、メイク残りやストレス、睡眠不足、乾燥によるターンオーバーの乱れが主たる要因です。発生部位にも明確なコントラストが存在します。思春期ニキビは皮脂腺が密集しているTゾーン(額・眉間・鼻・鼻翼周辺)を中心に広がるのに対し、大人ニキビは乾燥しやすいUゾーン(フェイスライン・顎・口周り)に集中します。原因と肌質が正反対であるため、大人向けの油分リッチな高保湿化粧水や角質ケア製品を思春期の肌にそのまま流用すると、かえって毛穴詰まりを助長して重症化を招く危険性があります。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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