キャノーラ油とは?サラダ油との違いと体に悪い噂の真相【2026最新】

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キャノーラ油の原料は、アブラナ科の植物である「なたね(菜種)」の種子です。しかし、日本の伝統的なアブラナから搾るなたね油とキャノーラ油は、植物分類学上同じグループに属しながらも、成分組成において決定的な断絶が存在します。

かつてのアブラナ種子には、過剰摂取によって動物の心筋に脂肪沈着を引き起こすとされた「エルカ酸(エルシン酸)」と、甲状腺肥大を誘発する苦味成分「グルコシノレート」が含まれていました。この2大リスク成分を自然交配による品種改良で限界まで低減させ、1970年代にカナダの研究機関が食用として確立した新品種こそが「キャノーラ(Canola)」です。名称自体も「Canada」と「Oil, low acid」を組み合わせて名付けられました。

現在、日本で流通しているキャノーラ油は、国際規格(CODEX基準)に基づき、エルカ酸含有率が極めて低い(通常2%以下、実質検出限界付近)安全な原料のみを使用しています。単なる「安価な食用油」ではなく、公衆衛生上の課題をバイオテクノロジーと育種技術で克服した歴史的背景を持っています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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