投扇興の点数表を徹底解剖!流派ごとの違いと最高得点が出る条件

投扇興の点数表を徹底解剖!流派ごとの違いと最高得点が出る条件にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

投扇興のルール詳細を調べる際、多くの初心者が混乱する最大の要因は「参照する点数表によって役名も点数も全く異なる」という点にあります。投扇興には家元制度や保存会ごとの流派が存在し、それぞれが独自の「銘定表(めいていひょう)」と呼ばれる点数一覧を持っています。

歴史的に広く親しまれているのが、平安貴族の典雅な世界観を取り入れた源氏物語五十四帖の役を用いる流派です。代表的な流派である「御流(おいりゅう・みやびりゅう)」や「都流(みやこりゅう)」では、扇子と的、台座の位置関係によって生じる形を『源氏物語』の各帖に見立てています。

投扇興道具蝶と枕の基本構成として、桐の台座を「枕(まくら)」、その上に立てるイチョウ形の的を「蝶(ちょう)」と呼びます。投げ放たれた扇子が蝶を落とした後、最終的に「枕」「蝶」「扇子」の3つがどのような位置関係で静止したかによって役(銘)が判定されます。

例えば、的である蝶が落ちて扇子の上に乗り、枕には触れていない形を「夕顔」と呼びます。源氏物語の中で儚く散った夕顔の君を思わせるこの役には、中程度の点数が与えられます。一方で、蝶が枕と扇子の間に挟まる形を「須磨」、蝶が逆さまになって落ちる形を「明石」など、物語の情景や登場人物の運命に重ね合わせた風流な命名がなされています。

一方で、日本投扇興連盟が採用している銘定表では、源氏物語ではなく「小倉百人一首」から三十一首の歌の上の句を役名に採用しています。このように、どの団体の点数表を手元に置くかによって、同じ形であっても役名や点数が大きく変わるのが投扇興の奥深さであり、最初の注意点でもあります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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