かつおのたたきは炙っても危険?アニサキスの盲点と安全な予防策
かつおのたたきは炙っても危険?アニサキスの盲点と安全な予防策に関するポイントを丁寧にまとめました。最新データをご覧ください。
Q1:スーパーで売られている「かつおのたたき」は、子供や妊婦が食べても安全ですか?
A1:パックの原材料名や品名付近に「解凍」の表記があれば、マイナス20℃以下で長時間冷凍処理されているため、アニサキスが生きたまま混入している危険性はほぼありません。安心してお召し上がりいただけます。ただし、未冷凍の「生カツオ」と書かれているものは念のため避け、加熱用として十分に火を通すか、解凍品を選ぶのが賢明です。
Q2:アニサキスを家庭用冷蔵庫の冷凍室で凍らせれば死滅しますか?
A2:一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍室はJIS規格で「約マイナス18℃以下」に設定されていますが、開閉による温度上昇があるため、厚労省が推奨する「マイナス20℃以下で24時間」の条件を確実に満たせない場合があります。家庭用冷凍庫で安全を期す場合は、最低でも48時間以上しっかり凍結させることが推奨されます。
Q3:万が一、アニサキスを食べてしまった場合、薬を飲めば胃の中で死にますか?
A3:現在、人間が服用して体内のアニサキスだけを安全に殺虫できる経口特効薬は実用化されていません。アニサキスは数日から1週間ほどで人間の体内では死滅・排泄されますが、その間の数日間、耐え難い激痛と胃潰瘍のような症状が持続します。我慢せず速やかに消化器内科を受診し、胃カメラによる摘出処置を受けてください。
Q4:アニサキスアレルギーとは何ですか?一度かかるとどうなりますか?
A4:生きた虫体が胃壁に刺入して起きる物理的・局所的な炎症とは別に、アニサキスの虫体成分(タンパク質)に対して免疫が抗体を作ってしまう現象です。これに感作されると、たとえアニサキスが完全に死滅している加熱調理済み・冷凍済みの魚介類を食べただけでも、全身のじんましん、呼吸困難、血圧低下といったアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。