『アンノウン・マザーグース』歌詞の真相とWowakaが遺した愛の終着点

今注目を集めている 『アンノウン・マザーグース』歌詞の真相とWowakaが遺した愛の終着点について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

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『アンノウン・マザーグース』の成り立ちを理解する上で欠かせないのが、wowakaの経歴と楽曲背景に横たわる葛藤と進化のプロセスです。2009年から2011年にかけて『裏表ラバーズ』『ローリンガール』『ワールズエンド・ダンスホール』などのメガヒットを連発したwowaka氏は、当時のボカロシーンにおいて絶対的な潮流を築き上げました。しかし、2011年5月リリースのアルバム『アンハッピーリフレイン』を境に、シーンの急速な商業化や自身が巻き起こしたブームに対する重圧から、VOCALOIDを用いた新曲発表を休止します。

その後、彼は自らの声と身体性を持ったロックバンド「ヒトリエ」を結成。ボーカル・ギターとして生身の人間同士がぶつかり合うライブ現場で腕を磨き続けました。転機となったのは2017年、初音ミク生誕10周年を記念したコンピレーションアルバム『HATSUNE MIKU 10th Anniversary Album 「Re:Start」』の制作オファーでした。当時のインタビューや自身の発言において、彼は「初音ミクという存在がいなければ今の自分はいなかった」「ミクへ向けた本気のラブレターを書く」という決意を明かしています。

こうして産み落とされた本作は、過去の自分との決着であり、自らを育ててくれたカルチャーへの恩返しでした。しかし2019年4月、急性心不全により31歳の若さで急逝。結果的に初音ミクを用いたオリジナル楽曲としては本作が生前最後の作品となり、シーンにおける「ボカロ史に輝く不滅の遺産」として刻まれることになりました。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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