4月上旬の時候の挨拶|新年度メールで失敗しない書き分けと結び文例

4月上旬の時候の挨拶|新年度メールで失敗しない書き分けと結び文例の総合ガイドをご紹介します。最新トレンドがチェックできます。

時候の挨拶における最大の盲点は、「暦の定義」と「現実の気象」の乖離です。従来のビジネスマナー本では「4月上旬=桜花の候」と画一的に教えられてきましたが、近年の温暖化傾向により、3月下旬のうちに満開を迎え、4月上旬にはすでに散り終えている年が珍しくありません。

現実には花が完全に散り青葉が芽吹いている状況下で「桜花爛漫の候」と記すのは、時候の挨拶の本質である「季節の機微を共有する」という目的から大きく逸脱してしまいます。もし現実の桜がすでに散ってしまっている場合は、「若葉の候」や気候全般を表す「春暖の候」「陽春の候」へと柔軟に切り替えるのが、マナーの本質を理解した大人の判断です。

また、「みぎり」と「の候」の混同もよく見られる誤解のひとつです。「春暖の候」と「春暖のみぎり」は原則として同義ですが、「みぎり」は女性的な柔らかさや私信での情緒的なニュアンスを帯びやすい傾向があります。厳格な格式を重んじる法人間の公的文書や案内状では、語尾が引き締まる「〜の候」を選択するのが無難です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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