解読の歴史を揺るがす象形文字の謎!最新研究が明かす古代の記憶
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1799年、ナポレオンのエジプト遠征隊が発見した黒い玄武岩の碑文、すなわちロゼッタ・ストーンは、文字解読の歴史を決定的に変えた。この石碑には、同じ内容の文章がヒエログリフ、デモティック(民衆文字)、そしてギリシャ文字の三種類の文字で並記されていたのだ。
解読レースの火蓋を切ったのは、イギリスの天才科学者トマス・ヤングだった。彼は王の名前が楕円形の枠(カートゥーシュ)で囲まれていることに着目し、王の名「プトレマイオス」の発音を突き止める重要な手がかりを得た。しかし、その情熱を引き継ぎ、完全解読という金字塔を打ち立てたのはフランスの若き研究者ジャン=フランソワ・シャンポリオンだった。シャンポリオンはコプト語の深い知識を駆使し、ヒエログリフが表音文字と表意文字の複雑な組み合わせであることを証明してみせた。