日蓮宗と日蓮正宗は何が違うのか?本尊と総本山の対立を徹底解剖
日蓮宗と日蓮正宗は何が違うのか?本尊と総本山の対立を徹底解剖の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
開祖の没後、教団の維持を託されたのが「六老僧」と呼ばれる高弟たちだった。日蓮の遺志をどのように受け継ぐか。この問いが宗教学・日本仏教史における一大争点となる。
日朗や日向ら五人の老僧は、天台宗の枠組みや既存社会との融和をある程度図りながら教団を広げようとした。これが後の日蓮宗へと発展する潮流だ。一方で日興は、妥協を一切拒絶し、日蓮の直筆遺文(御書)の一字一句を絶対的な規範として厳格な純血主義を貫いた。この初期弟子の確執こそが、現代まで続く教義的分離の起点である。