居酒屋の飲み放題は本当にお得?損益分岐点と賢い選び方を徹底検証

居酒屋の飲み放題は本当にお得?損益分岐点と賢い選び方を徹底検証の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。

「飲み放題を頼むと損をする」という言説の根拠としてよく挙げられるのが、お酒の「原価率」です。飲食業界関係者の証言や業界推計データによると、一般的な居酒屋におけるアルコール類の原価は、サワー・酎ハイ類が1杯あたり約15〜30円、ハイボールが約30〜50円、生ビール(大手メーカー樽生)が約150〜180円程度とされています。

仮に単品飲み放題の相場が2時間で1,800円(税込)だった場合、サワー類だけで原価1,800円分を飲もうとすれば60杯以上が必要となり、原価ベースで元を取るのは物理的に不可能です。これが「店が絶対に儲かるから客は元を取れない」と言われるカラクリです。

しかし、消費者側の視点に立つと、比較すべき対象は店舗の仕入れ原価ではなく「単品注文した場合の支払総額」です。通常メニューで生ビールが1杯550円、ハイボールが450円で提供されている店舗なら、生ビールを2杯、ハイボールを2杯飲めば合計2,000円となり、1,800円の飲み放題料金を明確に上回ります。つまり、メニュー価格基準での損益分岐点で見れば、大半の飲酒者にとって十分に元が取れる構造になっています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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