マイケルジャクソンの肌の色はなぜ白くなった?漂白デマと解剖結果の真相
マイケルジャクソンの肌の色はなぜ白くなった?漂白デマと解剖結果の真相についての最新情報をご紹介します。
世間が信じ込んだ「漂白(Skin Bleaching)」という言葉の響きは、あたかもマイケルが人種を変えるために危険な薬品に全身を浸したかのようなグロテスクな誤解を生み出しました。しかし、科学的に「黒人の健康な肌を全身くまなく白人に変色させる漂白手術」などという医療技術は世界中どこにも存在しません。
この世紀のデマに終止符を打つべく、マイケルは1993年2月10日、全米屈指の人気司会者オプラ・ウィンフリーによる生中継インタビューに応じました。アメリカ国内だけで約9,000万人が視聴したこの歴史的特番で、彼は自身の病気について声を震わせながらこう激白しています。
「私は皮膚の病気を患っています。肌の色素を破壊してしまう病気です。これは自分ではどうにもできないことなのです。人々が『マイケルは自分が誰であるかを嫌っている』などと作り話をするとき、私の心は深く傷つきます。私はアフロアメリカンであることに誇りを持っています。自らの人種に誇りを持っています」
この告白の際、マイケルが語った治療の実態こそが、医学的に認可されている「脱色治療(Depigmentation therapy)」でした。尋常性白斑が体表の過半数を超えて広がり、ステロイド外用薬や光線療法(PUVA療法)による再色素沈着が期待できなくなった重症患者に対し、米FDA(食品医薬品局)認可のモノベンゾン(Benoquin軟膏)などを用いて「わずかに残った濃い皮膚の色素を取り除き、全体を一色に揃える」標準治療です。斑点状のまだら肌による精神的苦痛を緩和するための対症療法が、歪められて「人種改造の漂白」と報道されたのが事の真相でした。