火傷にキズパワーパッドで悪化?化膿サインとNgな使い方を解説

火傷にキズパワーパッドで悪化?化膿サインとNgな使い方を解説とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

火傷の治療方針は、熱が皮膚のどの深さまで達しているかによって180度異なります。一般に火傷の重症度は「1度」「2度」「3度」に分類されますが、市販の被覆材を自己判断で使って良いのは極めて限られたケースのみです。

皮膚が赤くなりヒリヒリする程度の1度熱傷(日焼けのような状態)であれば、患部を冷やして保湿剤を塗るだけで数日で自然治癒します。そもそも浸出液が出ないため、キズパワーパッドを貼る意味自体がありません。

問題となるのは、水ぶくれができる火傷の深さ2度(浅達性・深達性2度熱傷)です。表皮の下にある真皮層までダメージが及んでおり、水ぶくれが破れた面は極めて無防備で感染しやすい状態にあります。自己判断でパッドを貼り、適切な洗浄や外用薬の塗布を怠ると、真皮の再生が妨げられ、結果として「キズパワーパッドを貼っていたのに重い火傷跡が残る」という最悪の結末を迎えることになります。

感覚が消失し、皮膚が白っぽく変色したり炭化したりする3度熱傷は、神経まで熱で破壊されているため痛みを感じません。一刻を争う緊急疾患であり、絶対にパッド等で覆って放置してはなりません。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest