地デジ化はいつ完了した?アナログ終了の真相と東北3県延期の全貌

地デジ化はいつ完了した?アナログ終了の真相と東北3県延期の全貌について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。

全国一斉移行を目指していた地デジ化プロジェクトですが、全国規模での完了日には例外が存在します。それが、岩手県・宮城県・福島県の東北3県における移行延期です。

全国移行予定日の約4カ月前である2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。東北地方の太平洋沿岸部を中心に壊滅的な被害が生じ、多くの住民が避難生活を余儀なくされたほか、流通網やインフラも寸断されました。

被災地において、テレビは生命や安全に関わる極めて重要な情報インフラでした。このような非常事態において予定通り7月にアナログ放送を終了すれば、被災者が情報から遮断される危険性が極めて高かったのです。この事態を受け、国会では電波法の特例法が超党派で可決・成立し、東北3県に限り移行期日を最長1年間延期することが決定されました。

被災者支援や中継局の復旧、チューナーの無償配布などを経て、岩手・宮城・福島の3県がアナログ放送を終了したのは2012年(平成24年)3月31日でした。この日をもって、日本全国における地上デジタル放送への完全移行が名実ともに達成されたのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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