Ought To否定形はなぜ間違う?Notの位置とShouldの違い
Ought To否定形はなぜ間違う?Notの位置とShouldの違いに関する質問を丁寧にまとめました。詳細な解説をご確認ください。
詳細を見る
結論から明快に示すと、ought toの否定文におけるnotの定位置は「ought」と「to」の真ん中です。つまり、正解の語順は常に「ought not to + 動詞の原形」となります。初学者が無自覚に書いてしまいがちな「ought to not」は、文法的に誤りです。
この配置に違和感を覚える学習者が後を絶たないのは、「ought to」という2語をワンセットの助動詞として機械的に丸暗記してしまっている点に最大の原因があります。「助動詞の後ろにnotを置く」という基本ルールを機械的に適用した結果、[ought to]+[not]という並びを頭の中で自動生成してしまうのです。
しかし、英語史や語源の観点から解体すると、実態は全く異なります。本来、独立した助動詞として機能しているのは「ought」単体に過ぎません。oughtは古英語の動詞「owe(負っている・義務がある)」の過去形に由来し、歴史的には純粋な助動詞でした。一方の後続する「to」は、前置詞ではなくto不定詞(to + 動詞の原形)のtoです。
英語の一般原則において、助動詞の否定は「助動詞 + not」で作られます。「can not」「should not」「must not」と同じ文法秩序のもと、助動詞oughtの直後に否定辞notが差し挟まれ、その後に「to不定詞」が結合します。結果として、「ought + not + to + 動詞の原形」という唯一無二の語順が完成するわけです。