頚椎ヘルニアでやってはいけないこと|首反らしと整体の罠と最新療法

頚椎ヘルニアでやってはいけないこと|首反らしと整体の罠と最新療法に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

「筋肉が固まっているからほぐさなければならない」という思い込みから、ネット動画を見ながら強いストレッチやマッサージを行う患者が目立ちます。しかし、頚椎ヘルニア急性期から亜急性期における首周辺の強い牽引や過度な回旋ストレッチは、炎症を劇的に悪化させる要因となります。 特に警鐘を鳴らさなければならないのが、民間療法や無資格の施術院などで見られる「首をボキボキ鳴らすスラスト法(急激な回旋刺激)」です。厚生労働省からも首に対する急激な回転を伴うアジャストメント手技は危険性が通達されていますが、現在でも施術による神経障害の被害は散見されます。頚椎ヘルニアを抱えた脆弱な頚椎に急激な回旋衝撃を加えると、ヘルニアが一気に脊髄を直撃し、四肢麻痺や排尿障害を引き起こす医療事故に直結します。さらに、首の骨の中を走行する椎骨動脈を傷つけ、小脳梗塞などの脳血管障害を誘発する重大リスクすら孕んでいます。 また、かつて整形外科のリハビリで定番だった「首の機械牽引治療」についても、近年は適応の見極めが極めて厳格化されています。牽引治療は関節の間隙を広げる意図で行われますが、ヘルニアの脱出形態や角度によっては、機械で引っ張られた直後に神経根が擦れて強い炎症を起こす「牽引による逆効果」が現場で多数報告されています。医師の精密な画像評価なしに漫然と牽引を続けることは避けなければなりません。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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