おへその奥の痛みや臭い膿は尿膜管膿瘍?放置厳禁の理由と最新治療
おへその奥の痛みや臭い膿は尿膜管膿瘍?放置厳禁の理由と最新治療について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご覧ください。
そもそも「尿膜管」とは、母親のお腹の中にいる胎児のころ、おへそと膀胱をつないで尿を母体へ排出していた管状の器官です。通常は出生前後に自然と退化し、繊維状の索条物となって閉鎖します。
ところが、何らかの理由でこの管が完全に閉じず、管状や袋状の空間が体内に残ってしまう状態を「尿膜管遺残(にょうまくかんいざん)」と呼びます。成人の約1〜2%に存在すると推定されており、決して極端に珍しい状態ではありません。
普段は何の症状もないまま大人になりますが、疲労やストレスによる免疫力低下、激しい運動やおへそのいじりすぎなどを契機に、閉じたはずの空間へ細菌が侵入・増殖します。その結果、内部に膿が充満して強い炎症を起こし、ある日突然、激痛や膿汁漏出という形で顕在化するのです。