マキの木剪定時期はいつ?春と秋が鉄則の理由と失敗ゼロの極意
マキの木剪定時期はいつ?春と秋が鉄則の理由と失敗ゼロの極意について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。
庭木としてのマキには、一般的に自生種に近い大型の「イヌマキ」と、その変種で葉が短く密生する「ラカンマキ(羅漢槇)」の2種類が存在します。両者の特性を把握せずに同じ剪定方法を適用すると、理想とする樹形が崩れる要因となります。
イヌマキ剪定時期と管理の要点は、その旺盛な伸長力にあります。年間の枝伸びが20〜40cmに達することもあるため、放置するとすぐにボリュームが暴れます。そのため生垣に多く採用され、生垣の手入れでは「下部を広く、上部をやや狭める台形(テーパー状)」に刈り込むのが鉄則です。上部を広く刈ってしまうと、上部の葉が日光を遮り、下部の枝葉が日照不足で枯れて足元がスカスカになってしまいます。
対照的に、葉が細かく密に茂るラカンマキ剪定方法は、より繊細なアプローチが求められます。成長速度が年間10〜20cm程度と緩やかで上品な樹姿を保ちやすいため、玄関前の門かぶりや主木として段造りに仕立てられるのが一般的です。ラカンマキは芽吹きが密な分、内部に古い枯れ葉が堆積しやすいため、初夏の手入れ時には「枯れ葉のもみ落とし(手で内部の枯れ葉を払い落とす作業)」を併せて行うのがプロの流儀です。
これらを踏まえたマキの木手入れ年間スケジュールと、プロに依頼した場合の作業コストの目安は以下の通りです。
費用算出において留意すべきは、近年多くの造園会社が「1本あたりの単木単価」と「職人日当の人工単価」を併用している点です。生垣の手入れはメートル単位で見積もられますが、3段・5段と作り込まれた段造りのマキは作業時間がかかるため、通常の雑木類よりも2〜3割高めに設定される傾向があります。