ジェネリックで飲んではいけない15種リストの真相|先発薬との違いと医師の本音
ジェネリックで飲んではいけない15種リストの真相|先発薬との違いと医師の本音を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の特許期間が満了した後に発売される医薬品です。開発費が抑えられるため、薬価は先発薬の約3割から5割程度に設定されています。国は医療財政の適正化を目的に普及を強力に推進していますが、患者が疑問を抱きやすいのが「先発薬とジェネリックの違い」です。
医薬品は「主成分(有効成分)」と、錠剤の形状を保ち体内での溶け方を調整する「添加剤(賦形剤、結合剤、崩壊剤、コーティング剤など)」で構成されています。先発薬とジェネリックでは有効成分の種類と配合量は完全に一致していますが、添加剤やカプセルの素材、製造機械、打錠圧といった製法技術は各後発薬メーカーが独自に開発しています。
厚生労働省の安全性基準では、後発薬の承認にあたって「生物学的同等性試験(BE試験)」のクリアを義務付けています。これは健康な成人を対象に血中薬物濃度を測定し、最高血中濃度(Cmax)および血中濃度時間曲線下面積(AUC)の統計解析値が、先発薬の「80%〜125%」の同等性許容域内にあることを証明するものです。
この「80%〜125%」という基準は、統計学的に90%の信頼区間を満たす設計であり、平均値としては先発薬とほぼ同等(誤差数%以内)に着地します。しかし、添加剤の違いによって溶出スピードや腸管での吸収挙動がごくわずかに変化することは否定できません。大半の生活習慣病薬ではこの差が臨床上の問題になることは極めて稀ですが、極めて繊細な調節が求められる病態の患者にとっては、このわずかな挙動の違いが「薬の効きすぎ」や「効果減弱」として現れる原因になり得るのです。