Snsを覆う不気味な夢の空間:若者がドリームコアに惹かれる理由
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ネット発のシュールレアリスムを、本格的な映像表現へと押し上げた決定打が、当時10代だったクリエイターのケイン・パーソンズ(Kane Parsons)による『The Backrooms(ザ・バックルームズ)』の映像化だった。YouTubeに突如投稿された短編映像は、黄色い壁紙と蛍光灯の唸り声が無限に続く異空間を舞台に、観る者に強烈な閉塞感を与えた。
ジャンプスケア(急な大音量や怪物の出現で驚かせる手法)に頼らず、空間の歪みと心理的不安だけで恐怖を構築するサイコロジカルホラー(Psychological Horror)のアプローチは、映像業界に衝撃を与えた。彼の作品は、リミナルスペースやドリームコアの美学が商業映画の文脈でも通用することを証明し、ネット発のインディペンデントカルチャーが既存のエンターテインメント構造を揺るがす嚆矢となった。