二階俊博の現在と引退劇の真相|50億円の使途と王国崩壊の全貌
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二階俊博氏の足跡を振り返ると、その政治的影響力は群を抜いていました。和歌山県議から国政へ転身し、新進党や自由党、保守党などを経て自民党に復党。運輸大臣や経済産業大臣を歴任し、2016年8月から2021年10月まで務めた自民党幹事長としての在任日数は連続1885日におよび、田中角栄氏らを上回る歴代最長記録を打ち立てました。
二階氏の権力の源泉は、卓越した党内掌握力と「数の力」です。自民党二階派(志帥会)を率い、菅義偉政権の樹立を主導するなど、キングメーカーとして君臨しました。また、「国土強靭化」を掲げて公共事業をテコに地方のインフラ整備を推進し、全国農業協同組合や観光業界など各種業界団体との間に強固な利権と支持基盤を構築しました。
一方で、対外関係においては際立った「親中派」として知られ、評価は真っ二つに分かれています。中国共産党幹部と独自の人脈を築き、日中関係冷却期にも太いパイプを維持して観光や経済交流を牽引した現実主義的なパイプ役として重宝された反面、ネット上や保守層からは「対中弱腰」「国益を損ねている」との激しい批判を常に浴び続けました。剛腕ゆえの功罪が極端に交錯する政治家だったといえます。