愛知で巨大地震が起きたら?南海トラフの想定震度と2026年最新の備え
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愛知県の地震リスクは海溝型の南海トラフだけにとどまりません。県内およびその周辺には多数の内陸活断層が走っており、直下型地震の震源となるリスクを常に抱えています。
代表的な活断層の一つが猿投高浜断層帯(さなげたかはまだんそうたい)です。瀬戸市付近から豊田市、岡崎市、安城市を経て高浜市方面へと延びるこの断層帯が活動した場合、内陸の人口密集地直下でマグニチュード7クラスの地震が発生し、震源近傍では局所的に震度7の壊滅的な揺れが生じる恐れがあります。
歴史を振り返れば、愛知は過去にも巨大な直下型地震に幾度も打ちのめされてきました。
1891年(明治24年)に発生した濃尾地震(推定M8.0)は、日本観測史上最大の内陸地殻内地震であり、愛知県内でも家屋の倒壊や火災により甚大な死傷者を出しました。また、終戦直前の1945年(昭和20年)1月に発生した三河地震(M6.8)では、深溝(ふこうず)断層の活動により現在の西尾市や幸田町などで家屋が全壊し、2,000人以上の死者・行方不明者を記録しました。戦時下の報道管制によって被害の実態が長く伏せられていた歴史もあります。
「海の地震」だけでなく「足元の活断層」にも警戒の目を向けなければなりません。