カイポケ訪問介護記録で紙ゼロは可能?評判と現場の激変を徹底検証

カイポケ訪問介護記録で紙ゼロは可能?評判と現場の激変を徹底検証について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

現場のサービス提供責任者(サ責)や経営者から最も多く寄せられる疑問が、「カイポケを導入すれば、紙のサービス実施記録票は完全に撤廃できるのか」という点です。結論から言えば、事業所内部の保管・集計に関わる紙書類はほぼ100%電子化可能ですが、現場運用においては「完全ゼロ」にするための段階的アプローチが求められます。

従来の訪問介護では、ヘルパーが利用者宅で複写式の「サービス実施記録票」に手書きし、1枚を利用者宅に残し、もう1枚を事業所に持ち帰る運用が一般的でした。月末になるとサ責が何百枚もの手書き伝票を目視で確認し、介護ソフトへ手入力する作業に追われていたのです。カイポケの訪問介護記録アプリを導入すると、ヘルパーがスマートフォンやタブレット上でチェックボックスを選択し、バイタルや特記事項を入力するだけで記録が完了します。

ただし、事業所外とのやり取りにおいて注意すべき現実があります。利用者の家族やケアマネジャーから「紙の記録控えが手元に欲しい」と強く要望される場合、モバイルプリンターでの印刷や簡易的な手元メモの併用が必要になる局面が存在します。取材に応じた都内の訪問介護事業所管理者は、「社内の事務処理としては完全にペーパーレス化され、転記ミスや紛失リスクは根絶された。ただし、利用者宅でのコミュニケーションツールとして一部紙を残すなど、柔軟なルール設計が成功の分かれ目になった」と実情を語っています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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