新潟の珍湯「西方の湯」は現在どうなった?アブラ臭と閉業の真相

新潟の珍湯「西方の湯」は現在どうなった?アブラ臭と閉業の真相について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

西方の湯が「日本屈指の珍湯」と称される最大の理由は、その特異な泉質にありました。かつての「旧源泉」は、まるで原油やクレオソート、ヨードチンキを煮詰めたかのような激しいアブラ臭とアンモニア臭を放ち、湯色は漆黒に近い濃褐色を呈していました。「一度入ると数日間は体から油の匂いが抜けない」と評された伝説の湯です。

しかし、源泉の自噴能力低下や配管の劣化に伴い、約10年前に新たな井戸を掘削した「新源泉」への切り替えが行われました。これにより、湯の特徴は大きく変貌を遂げています。

項目伝説の旧源泉(過去)現在の新源泉(2026年最新)編集部の見解・評価湯色・濁度漆黒〜濃暗褐色(ほぼ透明度ゼロ)澄んだ黄金色〜薄い琥珀色見た目のインパクトは落ち着いたが、美しい褐色湯。匂い(アブラ臭)極めて強烈な原油臭・薬品臭・アンモニア臭程よい鉱物性アブラ臭・微硫黄臭初心者でも耐えられる上質なアブラ臭へ進化。泉質分類含硫黄-ナトリウム-塩化物強塩温泉ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性)高濃度のヨードイオンを依然として含有。浴感・保温性強烈な肌への刺激、急激な温まり感ツルツル感があり、温まりが長く持続湯上がり後の肌触りは現行源泉の方が万人受けする。

旧源泉の失われた狂気的な刺激を惜しむ声があるのは事実ですが、客観的な泉質分析データを見れば、新源泉も決して平凡な湯ではありません。豊富なヨード成分と天然の塩分を含み、肌に吸い付くようなツルツル感と抜群の保温力を誇る「極上の名湯」としての実力をしっかりと維持しています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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