柿の木を庭に植えてはいけない真相は?失敗しない剪定と正しい育て方
柿の木を庭に植えてはいけない真相は?失敗しない剪定と正しい育て方について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。
庭木としての柿を管理する上で、最も技術と注意を要するのが「剪定」と「害虫駆除」です。
初心者が押さえるべき剪定の基本原則
柿は「前年伸びた枝の先端付近(上部2〜3芽)に翌春花芽がつき、今年伸びる枝に実をつける」という習性を持っています。そのため、枝先を全体的に適当に切り詰める「ぶつ切り剪定」を行うと、花芽をすべて落としてしまい、翌年の収穫がゼロになる事態に陥ります。 初心者の剪定方法としては、樹冠の中心まで日光が差し込む「開心自然形(主幹を低く抑え、主枝を3本程度に開く形)」を目指します。不要な立ち枝、下向きの枝、交差した枝を「枝の根元から間引く(間引き剪定)」のが鉄則です。長く伸びすぎた結果母枝(実をつける枝)は、元気な基部の芽を残して間引く程度に留めましょう。
激痛をもたらす害虫「イラガ」対策
柿の木につきまとう最大のリスクが、毒蛾の一種であるイラガの幼虫(通称:電気虫)です。触れると電気が走ったような激痛と激しい発疹を引き起こします。 効果的なイラガ対策は、発生ステージに合わせた先手必勝の管理です。 1. 冬の繭(マユ)駆除: 冬の落葉期、幹や太い枝に白と茶色の縞模様をした硬い繭が固着しています。金づちやヘラでこそぎ落として物理的に破砕します。 2. 初夏の早期発見・葉ごと除去: 5月〜6月に孵化したばかりの若令幼虫は、1枚の葉の裏に数十匹単位で集団生息しています。葉が白く透けて見える初期段階で見つけ、葉ごと切り取ってビニール袋に密閉・処分します。 3. 薬剤による防除: 樹全体に拡散した場合は、スミチオン乳剤やBT剤などを散布し、樹冠全体を消毒します。