ワタリガニの茹で方完全攻略!足もげを防ぎ濃厚味噌を守る黄金比
ワタリガニの茹で方完全攻略!足もげを防ぎ濃厚味噌を守る黄金比の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
Q1:沸騰したお湯に入れるべきですか?水から入れるべきですか?
A1:必ず完全に沸騰したお湯に入れてください。水から徐々に加熱すると、温度上昇の過程でカニが長く苦しむことになり、強いストレスショックによって自切を起こして足がもげる確率が跳ね上がります。また、加熱時間が長引くことで旨味成分がダラダラと水中に流出してしまいます。氷水でしっかりと締めた後、グラグラと湧き立つ熱湯に一気に投入するのが鉄則です。
Q2:冷凍のワタリガニはどうやって茹でればいいですか?
A2:生のまま急速冷凍された個体の場合、氷水または冷蔵庫内で半解凍(中心に少し芯が残る程度)にしてから調理します。完全に常温解凍するとドリップ(旨味肉汁)が大量に流れ出てしまうため避けてください。半解凍の状態から、沸騰した塩水(塩分3%)に入れ、通常より2〜3分長めに茹で上げます。なお、すでに「ボイル済み」として売られている冷凍品は、再加熱すると身がパサパサに縮むため、冷蔵庫でじっくり自然解凍してそのまま召し上がってください。
Q3:茹で上がった後、冷水で締めた方がいいですか?
A3:冷水に浸けるのは厳禁です。せっかく身に浸透した塩気と旨味が水で洗い流され、水っぽく冷え切った残念な仕上がりになってしまいます。茹で上がったらザルに上げ、腹を上に向けたまま自然に湯気を飛ばして粗熱を取ってください。人肌程度の温かさが、カニ本来の甘みと味噌の香りを最も豊かに感じられる食べ頃です。
Q4:茹で汁は捨ててしまってもいいですか?
A4:絶対に捨てないでください。ワタリガニの殻から抽出されたキチン質由来の芳醇な香り、身から溶け出したグルタミン酸、そして微量に混ざり合ったカニ味噌の油分が凝縮された極上のスープベースです。塩分が3.5%とやや強めになっているため、真水で味をみながら2〜3倍に薄め、大根や豆腐を入れて味噌汁(鉄砲汁)に仕立てたり、お米を炊いてカニ雑炊にするだけで、専門店の味をご家庭で堪能できます。