猫のお腹のタプタプは肥満じゃない?ルーズスキンの真相と見分け方を徹底解説
猫のお腹のタプタプは肥満じゃない?ルーズスキンの真相と見分け方を徹底解説の真相について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
主要SNSや獣医療相談プラットフォームに寄せられる投稿を分析すると、「お腹が垂れ下がってきたので慌ててキャットフードを半分に減らした」「家族から太り過ぎだと指摘されてダイエット用フードに切り替えた」という声が多数を占めています。
しかし、動物病院の臨床現場では、この「ルーズスキンを肥満と誤認した極端な食事制限」が深刻な医療事故を引き起こすリスクとして問題視されています。肥満ではない健康な猫に対して急激な絶食や極端なカロリー制限を行うと、身体が体脂肪を急激に分解し、肝臓に脂肪が沈着する「肝リピドーシス(脂肪肝)」を発症する恐れがあります。これは適切な集中治療を行わなければ数日で命に関わる急性疾患です。
獣医師が診察台で最初に行うのは、お腹のたるみを見るだけでなく、「胸郭部分を両手で包み込むように撫でて肋骨の感触を確かめる」作業です。指先で軽く撫でた際に肋骨の凹凸が心地よく感じ取れ、上から見下ろしたときにウエストに適度なくびれが存在していれば、お腹がどれほどタプタプと揺れていても減量の必要はありません。