駐車監視員はなぜ「死ね」と叩かれる?ノルマの真相と理不尽の正体

駐車監視員はなぜ「死ね」と叩かれる?ノルマの真相と理不尽の正体の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

駐禁ステッカーを貼られて頭に血が上り、監視員に「死ね」「金を返せ」と怒鳴り散らしたり、貼られたステッカーを破り捨てて胸ぐらを掴んだりする行為は、文字通り破滅への直行便である。

道路交通法第51条の12第7項の規定により、放置車両確認事務に従事している駐車監視員は、「刑法その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす」と明確に定められている。すなわち「みなし公務員」だ。この規定があるため、民間人相手であっても以下の罪がそのまま適用される。

  • 公務執行妨害罪(刑法第95条第1項):職務執行中の監視員に対し、暴行または脅迫を加えた場合に成立。法定刑は3年以下の懲役もしくは禁錮、または50万円以下の罰金。
  • 脅迫罪・侮辱罪(刑法第222条・第231条):「殺すぞ」「夜道に気をつけろよ」などの暴言は脅迫、「死ね」「税金泥棒」などの公然たる罵声は侮辱罪に該当する。
  • 傷害罪(刑法第204条):突き飛ばして擦り傷を負わせただけでも、15年以下の懲役または50万円以下の罰金という重大犯罪になる。

実際に、車を急発進させて監視員に接触させたり、端末を奪おうと腕をねじり上げたドライバーがその場で現行犯逮捕されたり、後日防犯カメラの映像から逮捕・送検された判例は枚挙にいとまがない。監視員はウェアラブルカメラや防犯用の録音機を携行しているケースが多く、怒りに任せた威嚇行動はすべて客観的証拠として警察へ提出される。1万数千円の違反金に対する不満が、前科と懲役リスクに化ける代償はあまりにも大きすぎる。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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