木材の特徴と種類を徹底解説|針葉樹・広葉樹の違いから失敗しない選び方まで
今注目を集めている 木材の特徴と種類を徹底解説|針葉樹・広葉樹の違いから失敗しない選び方までについて、主要な情報をご紹介しています。
木材を選ぶ際、もう一つの大きな分岐点となるのが「無垢材」と「集成材」の選択です。
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無垢材は、丸太から直接切り出した継ぎ目のない単一の木材です。木本来の質感、香り、経年変化(エイジング)による味わい深い色合いの変化をダイレクトに楽しむことができます。経年によってスギやパインは飴色へと深みを増し、チェリーは赤褐色へと艶を帯びていきます。ただし、含水率の変動によって収縮するため、施工時にはミリ単位のクリアランス設計(隙間の確保)が不可欠です。
対する集成材は、小さく切り分けた木材(ラミナ)を乾燥させ、繊維方向を揃えて接着剤で張り合わせた人工的な木質材料です。乾燥段階で徹底的に水分が抜かれているため、反りや曲がりなどの狂いが極めて生じにくく、品質が均一であるという絶大なメリットを持ちます。構造計算がしやすく、耐震等級3を取得する現代の高耐震住宅において柱や梁に多用されるのはこのためです。
コスト面では、かつて「無垢材=超高額、集成材=安価」という固定観念がありましたが、昨今は良質な集成材の製造コスト上昇もあり、樹種によっては無垢材と集成材の価格差が縮小しています。意匠性と肌触りを最優先するリビングの床やテーブルには無垢材を、寸法安定性と強度が求められる柱や構造躯体には集成材を採用するという「適材適所のハイブリッド構造」が、現代の住宅設計における主流となっています。