広島原爆の投下時刻はなぜ午前8時15分なのか?米軍の狙いと歴史の真相

広島原爆の投下時刻はなぜ午前8時15分なのか?米軍の狙いと歴史の真相についての最新情報をお届けします。

Q1:広島原爆が投下された正確な秒数まで記録されているのですか?
A1:米軍の公式任務報告書によると、B-29エノラ・ゲイからの投下時刻は「午前8時15分17秒」と記録されています。爆弾は投下後、約43秒間自由落下を続け、気圧起爆装置が作動して地上約600メートルの上空で炸裂しました。したがって、空中爆発した瞬間は午前8時16分頃とされていますが、一般には投下開始の区切りである「午前8時15分」が被爆時刻として公式に定められています。

Q2:なぜ8時15分で止まった時計が多く残されているのですか?
A2:原爆が炸裂した瞬間、爆心地付近は数千度の超高温熱線と、秒速数百メートルに達する強烈な爆風に見舞われました。時計のガラス面が一瞬で焼き溶け、金属製の針が文字盤に焼き付いたこと、また凄まじい衝撃圧によって内部の精密な機械構造が一瞬で破断・変形したためです。広島平和記念資料館には、被爆直後に針が固着した懐中時計や腕時計が複数保存されており、当時の凄まじい衝撃を証明する重要資料となっています。

Q3:なぜ長崎の原爆投下時刻は「午前11時2分」と遅い時間だったのですか?
A3:長崎への原爆投下が遅い時間になった主な理由は、第1目標の変更と視界不良による作戦の難航です。本来の第1目標は福岡県の小倉造兵廠でしたが、前日の八幡空襲による煙や雲で地上を目視できず、爆撃隊は小倉上空で45分以上旋回を繰り返しました。燃料が底をつきかけたため第2目標の長崎へ転進し、長崎でも雲に阻まれながら、最終的に雲の切れ間から街並みを確認して投下したため、広島より約3時間遅い午前11時2分となりました。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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