プレステ歴代ロゴの秘密!初代のカラフルからPs5の進化まで徹底解剖

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2000年に投入されたPlayStation 2(PS2)は、世界累計販売台数1億5500万台以上を記録し、今なお史上最も売れた家庭用ゲーム機として君臨しています。この怪物を象徴するロゴは、初代の柔らかな立体フォルムから一転、無機質でデジタルなキューブフォントへと急変しました。

ここで多くのユーザーが抱いた疑問が、PS2ロゴ青色の真相です。なぜ初代の4色を捨て、深いコバルトブルー単色へと舵を切ったのか。当時の開発関係者の証言や公式リリースを辿ると、この深い青は「宇宙の漆黒に浮かぶ地球の青」を表しています。DVDドライブを標準搭載し、将来的なブロードバンドネットワーク接続を見据えたPS2は、単なるゲームハードではなく「世界中のリビングを繋ぐユビキタスな地球規模のエンタテインメント端末」であることを宣言していたのです。本体の縦置きスタンドや端子まわりに配された美しいグラデーションブルーも、この「青い惑星」のコンセプトと完全に同期していました。

対照的に、最も波乱に満ちた軌跡を辿ったのが2006年登場のPlayStation 3(PS3)です。発売当初のPS3本体左側に刻まれていたのは、映画『スパイダーマン』(ソニー・ピクチャーズ製作)のタイトルロゴと同一ファミリーのフォントでした。この大胆な流用には明確な意図がありました。Cell Broadband Engineというスーパーコンピュータ並みの怪物チップを積み、次世代ディスク規格Blu-ray Discプレーヤーの最先鋒として位置づけられたPS3は、「高価格・高性能なハイエンドAV機器」として富裕層や映画ファンをも取り込もうと目論んでいたのです。

しかし、5万円〜6万円台という高価格設定や開発の難航はゲーマーの反発を呼び、ソニーは苦境に立たされます。そして2009年、薄型軽量化モデル(CECH-2000シリーズ)の登場とともに、PS3ロゴフォント変更という異例のブランド刷新が行われました。映画調の鋭角フォントを廃止し、丸みを帯びたサンセリフ体の「PS3」へ変更。同時に大文字表記の「PLAYSTATION 3」から親しみやすい「PlayStation 3」へと戻されたのです。これは、傲慢とも受け取られかねなかったハイテク路線を反省し、「再び純粋なゲームプラットフォームとしてユーザーの手に寄り添う」というSCE(現SIE)の原点回帰の意思表示に他なりませんでした。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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