日本三大秘境の謎に迫る!白川郷・祖谷・椎葉村が選ばれた真の理由
日本三大秘境の謎に迫る!白川郷・祖谷・椎葉村が選ばれた真の理由を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
岐阜県北西部、庄川流域に位置する白川郷は、1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されて以来、世界的な知名度を誇ります。しかし、その華やかな評価の根底にあるのは、冬期には積雪が2メートルを超える過酷な豪雪地帯としての過酷な歴史です。
白川郷の象徴である「合掌造り」は、急勾配の茅葺き屋根が特徴的な伝統家屋です。この角度は雪下ろしの負担を軽減し、屋根裏の広大なスペースを活用して養蚕(ようさん)や火薬の原料となる焔硝(えんしょう)作りを行うために生み出されました。また、過酷な環境を支え合うため「結(ゆい)」と呼ばれる強固な相互扶助組織が形成され、現在も屋根の葺き替えなどが集落総出で行われています。
白川郷にもまた、平清盛の側近であった平教経の後裔や平家軍が潜伏したという伝承が残り、集落の奥には今も静謐な空気が漂っています。近年は東海北陸自動車道の整備によりアクセスが格段に向上しましたが、一歩主要ストリートを外れれば、山裾に広がる田園と水路のせせらぎが、かつての隔絶された秘境の佇まいを今に伝えています。