満月と地震には本当に関係があるのか?最新研究が暴いた衝撃の真相

満月と地震には本当に関係があるのか?最新研究が暴いた衝撃の真相の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

科学の慎重な姿勢とは裏腹に、ネット上では満月が近づくたびにセンセーショナルな言説が溢れかえります。X(旧Twitter)やYouTube、TikTokなどのSNS空間では、満月の2〜3日前になると以下のような投稿が急増します。

「今夜はスーパームーンだから大地震に厳重警戒!」「〇月〇日の満月に南海トラフが来ると予言された」「満月が赤く見えるのは地殻変動の電磁波が出ているからだ」――これらの投稿には数千から数万件の拡散がつき、防災グッズのアフィリエイトリンクや有料サロンへの誘導が添えられるケースが後を絶ちません。

なぜ人々は、こうした「満月地震説」を信じ込んでしまうのでしょうか。心理学や社会学の観点からは、主に3つの認知バイアスが指摘されています。

第一に「確証バイアス」です。満月の前後にたまたま震度3や4の地震が起きると「やっぱり満月のせいだ!」と強く記憶に刻まれる一方、満月の夜に何事もなく静まり返っていた無数の記憶や、小潮の日に起きた大地震の記憶は脳内から都合よく消去されます。

第二に「テキサスの狙撃兵の誤謬(アポフェニア)」です。満月と新月はそれぞれ月に1回ずつ訪れ、大潮の影響を受ける期間を前後の数日間まで広げると、1ヶ月(約29.5日周期)のうち10日〜12日ほどが大潮関連期になります。つまり、無作為に地震が起きたとしても、約3分の1から4割の確率は「満月か新月の前後」にヒットしてしまう計算になります。単なる確率の偶然を「天体の神秘的な因果関係」と錯覚してしまう心理的トラップです。

第三に、不安につけ込む「地震予知ビジネス」の存在です。天体の運行という誰の目にも見えやすい周期を利用し、漠然とした将来への不安を煽ることでアクセス数や利益を稼ぐアカウントが後を絶ちません。「満月だから危険」という断定的な言説に対しては、常に発信者の意図を冷静に見極めるリテラシーが欠かせません。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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