急性膵炎で倒れた芸能人の真相|激痛と激やせの闘病と現在の姿
急性膵炎で倒れた芸能人の真相|激痛と激やせの闘病と現在の姿に関する注目トピックを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
芸能人が急性膵炎から復帰した際、インターネット上では「激やせしたのは末期がんを隠しているのではないか」「糖尿病を患ってやつれたのではないか」といった根拠のない憶測が飛び交うことが珍しくありません。しかし、現場の医療事実を検証すると、この急激な体重減少には明確な医学的理由があります。
急性膵炎の基本治療は、何よりも「膵臓を完全に休ませること」にあります。胃に食べ物が入ると十二指腸からホルモンが分泌され、膵臓が刺激されて消化酵素を出してしまいます。そのため、発症直後は水すら飲むことが許されず、中心静脈カテーテルなどを用いた完全絶食管理が行われます。
さらに炎症が治まった後も、生涯にわたって厳格な脂質制限が課せられます。脂質は膵臓を最も強力に刺激するため、1日の脂質摂取量を20〜30グラム以下に抑える必要があります。肉の脂身や揚げ物、ラーメン、スイーツなどは徹底的に排除され、白米、白身魚、ささみ、野菜を中心とした極めて低カロリーな食生活へとシフトします。その結果、数カ月で10キロから20キロもの体重が落ち、世間から見れば「衝撃的な激やせ」と映るわけです。
また、「お酒を飲まないから自分は無関係」という思い込みも危険な盲点です。前述のデータにもある通り、急性膵炎の原因の約4分の1は「胆石」です。胆のうで作られた胆石が胆管を通って十二指腸の手前にある膵管合流部で詰まると、胆汁と膵液が逆流し、飲酒歴が全くない女性や若者でも突然の重症膵炎を引き起こします。