謎の明細Line of Reasoning. Infoo正体と解約法
話題沸騰中の 謎の明細Line of Reasoning. Infoo正体と解約法について、多角的な視点をご紹介しています。
ネット上の口コミ掲示板などでは、「身に覚えのない請求=カード番号がどこかからハッキングされて盗まれた」と短絡的に結論づける声が目立ちます。しかし、クレジットカード犯罪の動向を追うセキュリティ研究者の取材によれば、真相はそれほど単純ではありません。
盲点となっているのが、消費者自身が数週間から数か月前に「ほんの少額だから」と自らカード情報を入力してしまった事実を忘れているケースです。たとえば、SNSの広告に表示された「最新スマートフォンの当選キャンペーン(送料150円のみ負担)」や、「初回50円で試せるファイル圧縮サービス」といった導線です。
こうした悪質サイトの多くは、利用規約(Terms of Service)の非常に見えにくい極小フォントや、何十ページもスクロールしなければ読めない薄いグレーの文字列の中に「お試し期間終了後、自動的に月額49.99ユーロの会員プランに移行する」旨を滑り込ませています。日本の特定商取引法や消費者契約法の精神を完全に無視した、いわゆる「ダークパターン」と呼ばれる欺瞞的UI設計です。
法律上は「ユーザーが規約に同意して決済した」という外形を作り出しているため、カード会社側でも即座に不正利用システム(不正検知スコア)が検知できず、数回にわたって引き落としが素通りしてしまうのです。「自分は絶対に怪しいサイトで買い物などしない」と自負している几帳面な人ほど、この巧妙な仕掛けを見落としがちになります。