船舶免許の一級はいきなり取得可能?二級との違いや海図難易度を解説
船舶免許の一級はいきなり取得可能?二級との違いや海図難易度を解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
海事関係法令において、一級小型船舶操縦士の受験資格に「二級免許の所持」という事前要件は定められていません。満17歳9ヶ月以上(免許交付は18歳以上)であれば、操船経験がゼロの完全な初心者であっても、最初から一級小型船舶操縦士試験へ直接エントリーできます。
二級船舶免許との最大の違いは、操縦できる船の大きさではなく「航行区域」の制限にあります。船の大きさ自体はどちらも「総トン数20トン未満(または一定条件を満たす全長24m未満のプレジャーボート)」で変わりませんが、航行可能な水域が大きく異なります。
二級小型船舶操縦士が「平水区域および海岸から5海里(約9.26km)以内」に制限されるのに対し、一級小型船舶操縦士は「航行区域が無制限(すべての水域)」となります。沿岸から見えない沖合の好漁場ポイントへアクセスしたい釣り愛好家や、離島を巡るロングクルージングを視野に入れている方にとって、一級の航行範囲は必須のステータスとなります(※ただし沿岸から100海里を超える海域を航行する場合は、一定の機関長資格者を同乗させる必要があります)。