偏差値71で甲子園4強!國學院久我山野球部が勝てる真の理由とは

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國學院久我山高校野球部を語るうえで、誰もが驚愕するのがその徹底したタイムマネジメントです。全国の高校野球強豪校が1日4時間から6時間、休日には朝から晩まで練習漬けになるケースが珍しくない中、久我山の平日のグラウンド練習時間は約2時間から3時間程度に限られています。

さらに、校内グラウンドは全国大会常連であるラグビー部やサッカー部とスペースを分け合って使用しています。外野フェンスの向こう側では他競技の笛が鳴り響き、全面を使ったフリー打撃やシートノックを行える時間帯は極めて限定的です。この物理的なハンディキャップを跳ね返す原動力こそが、チームが掲げる「思考力」と「効率性の極大化」にあります。

指揮を執る國學院久我山高校の尾崎直輝監督は、自身も同校野球部OBであり、教員としては理科(化学)の教壇に立つ人物です。尾崎監督の指導法は、感情論や根性論を徹底的に排除した論理的アプローチに貫かれています。練習メニューの一つひとつに「何のために、どの筋肉・関節を、どう連動させるのか」という明確な意図が言語化されており、選手はタブレット端末を用いてフォームや打球データを即座に確認します。

「時間が足りないからこそ、1球に対する集中度と認知スピードが研ぎ澄まされる」と関係者が語る通り、長時間の反復練習に頼らず、脳内でプレーを高い解像度でシミュレーションする習慣が根付いています。テスト期間前の完全休養や補習優先のルールを逆手に取り、限られたコマ数の中で最大限のパフォーマンスを絞り出す姿勢こそが、國學院久我山が文武両道を実現できる最大の理由といえます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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