デスノートのニアはなぜ勝てたか?嫌われる理由と使用疑惑の全真相
デスノートのニアはなぜ勝てたか?嫌われる理由と使用疑惑の全真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。
読者の間で長年議論され続けている最大の核心が、「ニアはなぜ、あれほど用意周到だった夜神月に勝てたのか」という点です。結論から述べれば、ニア単独の知能が夜神月を上回っていたわけではありません。この事実は、最終決戦の現場でニア自身が発した言葉に集約されています。
「一人ではLに及ばなかった。しかし二人ならLに並べる。二人ならLを超えられる」
夜神月が張り巡らせた策謀は、極めて緻密でした。検事・魅上照を「第4のキラ」として起用し、さらに元恋人である高田清美をスポークスマン兼連絡係に据え、ニアの率いるSPK(キラ対策特捜班)に「偽物のノート」を掴ませる偽装工作を展開。YB倉庫の密室において、本物のノートを持つ魅上に外からSPKと日本捜査本部の全員の名前を書かせ、自分だけが生き残るという完全勝利の布陣を敷いていました。
実際、ニアはこの巧妙な偽装トラップを完全には見抜けておらず、偽のノートを本物と信じ込んで細工を施していました。もしそのまま最終決戦を迎えていれば、ニアを含めた捜査員全員が心臓麻痺で死亡し、夜神月の完全勝利で幕を閉じていたはずです。
その完璧な歯車を粉砕したのが、ワミーズハウス第2位の男・メロ(マイケル・ケール)による高田清美の誘拐でした。メロの予測不能な突発的行動に危機感を覚えた魅上照は、夜神月が自由に動けない状況を察し、「自分がキラの意を汲んで高田を裁かねばならない」と独断で行動。銀行の貸金庫に厳重保管されていた「本物のデスノート」を取り出し、高田の名前を書き込んでしまいました。
この魅上のわずか一度の逸脱行動を、ニアの部下であるスティーブン・ジェバンニが見逃さず尾行。本物のノートの所在が露見し、ニアは本物と偽物の両方をすり替えることに成功しました。理論と論理に拘泥したニアと月、その外側から感情と直感で盤面を破壊したメロ。冷徹な観察眼と捨て身の行動力が奇跡的に噛み合った瞬間、神を気取った怪物の足元は完全に崩壊したのです。