ネップとは?毛玉や不良品との違い・生地の特徴とお手入れ法を徹底解説
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店頭やECで服を選ぶ際、最も混同されやすいのが「ネップ」「毛玉(ピリング)」「スラブ」の3つである。これらを混同すると、購入後のトラブルや誤ったメンテナンスにつながりやすい。
ネップと毛玉の違いにおける決定的なポイントは、「最初から糸の構造として存在するものか」「着用後の摩擦によって後からできたものか」という発生タイミングだ。毛玉(ピリング)は、着用や洗濯の摩擦によって繊維の先端が毛羽立ち、それが絡み合って表面にできた後天的な塊である。繊維とピリングの違いを理解する上でも、糸の内部まで一体化しているネップと、生地表面に浮き出ている毛玉は構造がまったく異なる。
また、ネップとスラブの違いについては、ネップが「点(球状のツブ)」であるのに対し、スラブは糸の太さが不規則に太くなったり細くなったりする「線(長めの節)」のムラを指す。どちらも生地に表情を与える意匠糸だが、形状が異なる。
ネップと不良品の見分け方としては、「生地全体にバランスよく配置されているか」「引っ張ったときに周囲の織り目が大きく崩れないか」を確認すると良い。ネップは糸の一部として織り込まれているため生地の強度に影響しないが、単なる「糸の引っ掛け傷」や「織り段(横スジの抜け)」は強度が低下しているため、不良品として区別できる。