ランボルギーニ・ディアブロの現在|高騰する中古相場と維持費のリアル
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ディアブロは1990年から2001年の生産終了までの約11年間にわたり、様々な改良と派生モデルを展開しました。ランボルギーニ ディアブロ 歴代モデルの変遷は、スーパーカーが純粋な狂気から近代的な超高性能GTへと洗練されていく軌跡そのものです。
まず1993年に登場したのが、ランボルギーニ初のフルタイム4WDを採用したランボルギーニ ディアブロ VT(Viscous Traction)です。ビスカスカップリングを用いて前輪に最大25%の駆動力を配分することで、圧倒的なトラクションと悪天候下での操縦安定性を獲得しました。さらに電子制御ダンパーやパワーステアリング、パワフルなブレンボ製ブレーキが導入され、日常域での扱いやすさが飛躍的に向上しました。
対して1995年、ピュアスポーツの原点回帰を掲げて投入されたのがランボルギーニ ディアブロ SV(Super Veloce)です。4WD化で増えた重量を削ぎ落とすべく後輪駆動(RWD)へ戻し、出力を510ps(後期型では530ps)まで引き上げた硬派な仕様です。大型の可変式リアウイングやボディサイドの「SV」グラフィックが特徴で、操る楽しさを極限まで追求したモデルとして熱狂的な支持を集めました。
そして1999年には、レース直系のホモロゲーションモデルとして世界限定80台のみが生産されたランボルギーニ ディアブロ GTが登場します。排気量を6.0リットルまで拡大し、575psを後輪のみで駆動。ボディの大部分にカーボンファイバーを採用し、フロントセクションにはアグレッシブなエアインテークが刻まれた究極のディアブロです。
なお、1999年のマイナーチェンジに伴い、法規制や空力改善の観点からリトラクタブルライトは廃止され、固定式ヘッドライト(日産フェアレディZ・Z32用のライトユニットを公式採用)へと移行。アウディ傘下入り後にルク・ドンカーヴォルケが再構築した最終進化系「ディアブロ 6.0」へとバトンを繋ぎました。