オーバーハンドパスが飛ばない原因とは?劇的に変わる手の形と上達法

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ボールが思うように前へ飛ばないとき、多くのプレーヤーは「もっと腕の筋力をつけなければ」と誤認しがちです。しかし、運動力学の観点から見ると、オーバーハンドパスが飛ばない理由の9割以上は腕力不足ではなく、「下半身と上半身の連動不全」および「ボールの迎え撃ち(インパクト位置のズレ)」に起因しています。

バレーボールのボール重量(一般規格で約260〜280g)を遠く、高く飛ばすためのエネルギー源は、腕の伸展力ではなく「足首・膝・股関節のトリプルエクステンション(下半身の伸び上がり)」です。初心者や伸び悩む選手を観察すると、ボールが指に触れる直前に膝の曲げ伸ばしが終わって棒立ちになっていたり、逆に腕の力だけでボールを押し出そうとして身体のバネをまったく使えていなかったりします。下半身で生まれた地面反力が体幹を経由して指先に伝わる前に消滅しているため、手先だけの力では失速してしまうのです。

さらに深刻なのが、オーバーハンドパスで指が痛い原因となる手首と指のポジショニングエラーです。ボールの勢いに負けて親指の付け根や手首を痛めるケースでは、親指が真正面を向いた状態でボールを受け止めてしまい、指の関節が逆方向に無理やり押し戻される「過伸展」が発生しています。手首を過剰に反らせたまま硬直させていると、クッションとして働くべき腱や靭帯に衝撃がダイレクトに加わり、慢性的な腱鞘炎や靭帯損傷を招く危険性があります。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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