熱盛とは?元ネタの放送事故から国民的ネットミームへの軌跡
熱盛とは?元ネタの放送事故から国民的ネットミームへの軌跡の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
単なるテレビ番組の演出にとどまっていた「熱盛」が、日本中を巻き込む社会現象へと変貌したきっかけは、2017年に立て続けに発生した生放送中の誤作動(いわゆる誤爆・放送事故)でした。
最も有名な事例として語り継がれているのが、2017年8月下旬の放送回です。秋田県などで発生した深刻な大雨被害や事件関連のシリアスなニュースを、当時メインキャスターを務めていた富川悠太アナウンサーが重々しい表情で伝えていた最中、突如として画面に真っ赤なロゴが躍り出て「あつもりィッ!」という大音量のSEがスタジオに鳴り響きました。
サブ調整室のスイッチャーや音響スタッフによるテロップ送出ミスという純然たるアクシデントでしたが、次の瞬間に富川アナが表情を一切崩さず、極めて冷静かつ深々と頭を下げて言い放った一言がこちらです。
「失礼いたしました、熱盛と出てしまいました。」
緊迫した報道現場の緊張感と、あまりに場違いで陽気な「熱盛」の豪快さ、そして「熱盛と出てしまいました」という主語がテロップ自身にあるかのような独特で生真面目な日本語の謝罪が見事なコントラストを生み出しました。この奇跡的なコンマ数秒のハプニングがSNS上で爆発的な反響を呼び、瞬く間に切り抜き動画やキャプチャ画像がネット空間を席巻することとなったのです。